最近、清涼飲料業界が面白いことになっている。
長らく業界最大手を独走していたコカコーラが、このほど誕生するキリン・サントリー連合に追い付かれる見通しなのだ。
この夏にサントリーとキリンの統合話が持ち上がったワケだが、それが業界2位と3位の協力タッグ。
それ以外にも、清涼飲料業界では動きがある。
だいぶ前のことだが、キリンと
ヤクルトが業務提携し、ヤクルトの自販機にキリン商品が見られるようになった。
一方このほど、サントリーはニチレイの
飲料部門に手を付けた。
これで将来的には、サントリー・キリン・ニチレイ・ヤクルトの飲料が一線に並ぶことが現実的となった。
他方、業界5位のアサヒはカルピスと提携。
そのカルピスは、AGF(味の素)と業務提携している。
さらに、ポッカには明治が食い込んでおり、このほどここに
サッポロまで食い込むことで、ポッカの自販機には明治やサッポロ
ブランドの商品が並ぶことが予想される。
まだある。
業界4位の伊藤園は、大塚に手を出しているそうな。
これも、無敵のブランディングを誇る「お〜い
お茶」擁する伊藤園と「ポカリスエット」「オロナミンC」といった不動の定番を持つ大塚とがタッグを組めば、個性的なブランドが出来上がる。
あとは、自販機に強く独自の得意先
ジャンルを持つダイドーが残るが、多分これも早晩どこかと手を組むことになるだろう。
このように、今はサントリー・キリン以下グループが個別に形勢されつつある状態である。
それが、特に自販機で未だ圧倒的シェアを誇るコカコーラに矛先を揃えたら、どうなるだろう?
ちょうど、戦国時代における信長包囲網に似た状況になるな。
コカコーラが織田・徳川なら、サントリーはさしずめ武田、キリンは毛利といったところか。
最近めっきりヒットのないコカコーラに対して、もともとラインナップ豊富な上に弱点ジャンルを補強するかのように提携や買収を進めるサントリー。
これは天下のコカコーラも、尻に火がついたのではないか?
コカコーラは、最近の商品を見ても明らかに力を
落としているように思える。
ここいらで真面目に商品開発しないと、
武田信玄が
京都に攻めのぼって来るぞ。
実に今後の展開が楽しみだ。